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【2025/01/16 06:01 】 |
今後の貴殿のご活躍を心よりお祈り申し上げます   ~第5話~
静岡で繰り広げた廃人キャンペーンのお陰で、
すっかり昼夜逆転した生活が染み付いてしまった。

ここ何日かは自宅を出ない日々が続いていたのだが、
今日は久しぶりに外が明るいうちに目が覚めた。
これを機に体内時計を正常に戻したいものだが、
深夜はなんとも心落ち着く時間なので、なかなか難しそうだ。

夕方、とりあえず散歩をしてみることにした。
海が近いので、浜辺の方へ行ってみた。
浜辺では下校途中の高校生カップルが肩を寄せ合って語らっていた。
これぞ青春の1ページ。何とも絵になる。
と思ったら、女の方は煙草をふかしていた。
無職で殺伐とした日々に和やかなひと時をありがとうという気持ちだったのに、
もう台無しだよ?バカなの?死ぬの?と思いつつ、俺は浜辺を通り過ぎた。

自宅から最寄りの駅まではそれなりの距離があるので、今度は駅へと向かった。
やはりわずかな時間でも、体を動かし外の空気を吸うことは大切だ。
幾分ではあるがリフレッシュになった。

駅前のマクドナルドでコーヒーを飲んで帰ることにした。
コーヒーを注文し、店舗の二階にある禁煙フロアへと入った。
フロアは学校帰りの女子高生達で溢れていた。ここは天国か。
仕事してればこんな時間にマクドナルドに行くことはなかっただろう。
無職で良かったと少しばかり思えた瞬間だった。

しかしガールズトークとは凄まじいものだ。
どうしてあんなに長時間喋り続けられるのだろうか。
向いに座っていた二人組は「彼氏にDVされて云々」みたいな話をしている。
隣にも二人組のJKが座っていたのだが、
いつの間にか2-2のコンパ的なものが始まっていた。
なんでそんなに距離が近いの?妊娠しちゃうよ?バカなの?死ぬの?
という気持ちで見ていたのだが、イケメン男子がなんとも共感できるキャラだった。
顔から汗をダラダラ垂らし、女子から「汗すごいよ~」なんて突っ込まれながら、
「いや緊張してて…ここ来る前も今日やべぇなとか思ってて…ふぁっ…」
と、かなりうろたえた様子。

ヤリチンっぽいのに意外と初々しいじゃねぇかよ、キッド。
でもやっぱりその距離は近いな~、と思いながら俺は店を出た。

やはり街にはネタが転がっているのだな。
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【2009/10/15 19:12 】 | 地獄の再就職 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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